RECCとは、RE CYCLING CLUBの略で、不定期でRE BEIJINGのスタッフとお客様が一緒に自転車の魅力に触れる事ができるライドイベントを開催しています。

今回は、チベット高原北東部に位置する青海湖へ5泊6日の旅へと出かけました。

古くから「青海の月」と讃えられ、その緑色の宝石のような美しさを持つ青海湖は、中国最大の塩湖で、標高は海抜約3,200メートル。

大きさは琵琶湖の7倍以上、標高は富士山の8合目以上の高さがあるそうです。

高原地帯に位置している事もあり、透明度の高い湖と真っ青な空が非常に近くに感じられ、とても美しい湖として知られています。

今回の旅の目的地として、どうして青海湖を選んだかというと、、

毎年6月から8月にかけて開催される青海湖国際ロードサイクリングレースが行われており、中国のサイクリストの中ではとても馴染みのあるエリアとなっています。

青海湖国際ロードサイクリングレースは中国最大規模のイベントで、世界で最も高い標高で開催される国際ロードサイクリングレースでもあります。

青海湖一周サイクリングは、西海鎮をスタート地点とし、満開の菜の花を追いかけて一周します。

今回旅に出かけた7月こそが菜の花が満開を迎え、青海湖を一周する最も良い時期なのです。

走行距離は約367km、累積標高差は1,400メートルのコースを5泊6日の日程で、

湖の美しさ、満開の菜の花、途中で山羊や牛などの動物にばったり出くわしたり、、レースとは異なる和やかな雰囲気の中での旅となりました。

今後もこのようなライドイベントなどの中国国内の様子をお伝えいたします。

REが中国でどんな展開をしているか、

中国のサイクリスト達はどのように自転車生活を楽しんでいるかなど、

少しでも興味を持って頂けると嬉しいです。

以下、細かい旅の日程を記載しておきますのでご興味ある方はご覧ください。

 旅程スケジュール 

DAY1：北京-西寧-塔爾寺-西海鎮

集合後、空港へと移動。航空便で西寧へと向かい、そこから塔爾寺へと足を伸ばします。その後、車で西海鎮へと移動し、ホテルにチェックインしてディナーを楽しみ、初日は終了です。

少し足を伸ばして訪れた塔爾寺は、青海省西寧市の南西角、風光明媚な蓮花山の山裾に位置します。山を背景にした広大な寺院は、殿堂、経堂、仏塔、僧舎などから成り立っており、その姿は厳格で、建築は壮大です。この寺院は金色に輝く壮麗さと壮大な雰囲気を備えた、中国のチベット仏教ゲルク派の六大寺院の一つです。塔爾寺は中国ラマ教の聖地であり、多くのチベットの知識人を育て上げる一流の教育機関でもあります。寺内には宣教、密教、天文学、医学の4つの学部が設置されています。また、宗教、学問の中心だけでなく、芸術面でも重要な場所となっており、「塔爾寺の三絶」として称されるバター彫刻、壁画、堆繍は訪れる事があれば是非見て頂きたい、チベット族独自の芸術です。

DAY2：西海鎮-金沙湾砂漠-洱海-二郎剣-江西溝

湖の東側を旅する道路を進み、いよいよ湖一周の初日の旅程を始めます。その途中、緑の草原、白い砂丘など非常に豊かな自然の風景を堪能しながら進んでいくと、美しい青海湖が見えます。黄金色の菜の花畑が旅を彩ります。

江西溝まで進み、2日目は終了となりました。

DAY3：江西溝-黒馬河-鳥島

この日の行程は、賑やかな青蔵公路を抜けると、一変して、湖の西側の道路の静けさの中でのライドとなります。道路の勾配は穏やかで、沿道の風景は湖の中でも最も美しい部分を見せてくれます。ここでは道端の菜の花を眺めながら、ゆっくりと自転車を進めました。青海湖が目の前に広がり、湖は時間とともに表情が変わり、美しい色彩を見せます。晴天の下でこの広大な平地を自由に駆け巡るこの3日目のライドは、まさに至福の時間となりました。

DAY4：鳥島-湖西路-泉吉郷-剛察県

湖の美しい西側の道路を進み、徐々に湖から離れて走ります。時折、牛や羊が群れる牧草地を通過します。最後には国道315号を進み、剛察県に到着します。

DAY5：剛察県-西海鎮

湖一周の最終日、この日の全行程は国道315号沿いを進みます。

夏風が吹き抜ける草原、花々、青い空と白い雲が広がり、遠くに見える壮大な山々、圧巻な風景の中を進みます。

DAY6：西海鎮-西寧-北京

早朝に起きて車で西寧空港に向かい、飛行機で北京に戻ります。