RE TOKYO

秋ヶ瀬の森バイクロア13・BIKELORE 13 参加レポート その2

2024.01.15

2024年第一弾の投稿は2023年12月に開催された秋ヶ瀬の森バイクロア13の参加レポート その2です。

BIKELORE参加レポート その1も合わせてご覧頂ければと思います。


皆さんが思い浮かべる自転車のイベントってどんなものですか?多分真っ先に思い浮かべるのはレース(競技)なのではないでしょうか?自転車イベント=レース(競技)というのは間違っていなくて、やはりイベントの華=レースだと思います。


秋ヶ瀬バイクロアでも初回開催より必ずレースを開催してきました。ただバイクロアのレースが他のイベントと違う点があるとすれば「レースなのにユルい」という事ではないでしょうか。

今回も実に20カテゴリー以上のレースが開催されましたがその内容がとてもユニーク、一例を見てみると仲間とリレー形式で走るTEAM RALLY、愛犬と走る(自転車でもランニングでも⁉)WAN-CRO、未就学児が安全に楽しめるキッズロア、20インチホイール以下限定のSMALL WHEELS BIG RACE、土曜の夜から日曜の朝まで夜通しで12時間走るARAKAWA12、そしてバイクロア名物である仮装レースOWL CLASSなどなど。


WAN-CRO参加の2頭立てハスキーがカッコよく疾走!

  

キッズロアの1シーン、みんな伸び伸び楽しく走っています。

 

ブロンプトンでもダートを走る!SMALL WHEELS BIG RACE!

 

ARAKAWA12 基本的に頭のネジが飛んでないと走れません!(写真は主催者提供)


バイクロア名物 仮装レースOWL CLASS(写真は主催者提供)


  もうカオス状態です。


どのレースも参加者が笑顔、応援している観客も笑顔。レースって結果を求めれば求めるほどシビアな世界になりますが(僕はそれはそれで好きですが)こんなに笑顔で走れるレースは多分世界中を見渡してもバイクロアだけなのでは?と思ってしまうほどです。


また、秋ヶ瀬バイクロアの魅力としてARAKAWA12サポート体制の一環として特別にキャンプ泊が許可されます。都心からアクセス抜群で焚火台などを使用すれば焚火も許可されるキャンプサイトはとても魅力的で、これを楽しみに参加をするグループも毎年多くいます。ただし、明け方の秋ヶ瀬公園はめっちゃくちゃ寒いので防寒対策は冬山と変わらないのでは?と思いますが。

 

都心ほど近くとは思えないキャンプ風景(写真は主催者提供)


続いての紹介は、中国でも自転車遊びとクルマの関係は深くフィールドまでのアクセスとしてクルマ4+バイク2= 6 wheelsなどの提案が増えていますが、バイクロアもクルマとバイクの関係を提案するコーナーがあります。BIKELORE CAR VILLAGEはそんなバイクとクルマの理想的な関係を求めて提案されるコーナー、こだわりのバイクとクルマのスタイリングを楽しむ事が出来ます。


 こだわりのスタイルを持ったクルマとバイクが一堂に。


  憧れますね~


アールイーもそうですが、自転車ライフスタイルの提案って自転車だけにフォーカスして紹介してもやはり伝わらなくて、それをどのように使うのか?とか、こんなスタイルを持って暮らそうよ!と言った自転車を手に入れたその先にある風景を伝えていくことだと思うのです。


続いてバイクロアを裏から支える運営や出店側の様子を少しだけ覗いてみましょう。


自転車イベントである秋ヶ瀬バイクロアには当然自転車で会場に向かうのも楽しみの一つです。都心から近い&駅からは少し遠いという環境で一番効率的な移動手段が自転車である事も自転車での来場が合理的な理由にもなります。

そんな自転車来場者が利用できるのがCYCLE CLOAKとなります。全国のイベントを渡り歩き利用者に安心な駐輪場を提供するCYCLOE CLOAKはイベントを支えるとてつもなく大きなコンテンツだと言えますね。


 これが有るから安心と言う頼れる存在。


 自転車の森、壮観です。


 サイクルクロークの番人 もんじゃさん


今回の秋ヶ瀬バイクロアは実は出展者も従来の1.5倍、レースエントリー数、来場者数も過去最多であった為、イベント史上初めて満車となってしまったようです。利用まで少しお待ち頂いた方もいらっしゃったそうで、バイクロアのイベントとしての認知度と同時にCYCLE CLOAKの認知度も上がっている事を表しているなと思います。

ちなみにこちらのCYCLE CLOAK実は利用は無料なのです。これだけの事をやって無料とは!受付に投げ銭(ドネーション)のボックスが有るのでご利用の方は是非お気持ちでご協力頂ければと思います。


無料つながり?でバイクロアで欠かせない出展者にBICYCLE COFFEE TOKYOがあります。こちらもイベントには必ず出展する柴又拠点のコーヒーブランドで「DELIVERED BY BICYCLE, ROASTED IN TOKYO」をモットーに自家焙煎のサスティナブル栽培のコーヒー豆を都内中心にデリバリーしています。千駄ケ谷にあるアールイートーキョー事務所にもはるばる柴又からデリバリーをしてくれる僕らのパートナーでもあります。


 運営は7MESHの代理店でもあるサンウェストさん。


こちらのコーヒーもプロモーション目的との事で無料提供されていて、事務所で愛飲しているコーヒーが会場でも楽しめるので僕らとしても本気で助かります。CYCLE CLOAK同様に投げ銭BOXありますので、こちらもお気持ちのご協力があるとご本人たちのモチベーションとなるので次回来場予定の方はヨロシクお願い致します。


先ほど述べましたが今回の秋ヶ瀬バイクロア13は本当に来場者が多かったです。これほど多くの人が集まる自転車のイベントと言うのも稀というか他に類を見ないものだと思います。それでいてバイクロアの会場全体を包んでいるムードは平和で、どのゾーン、どのシーンからも沢山の笑顔が溢れています。

バイクロアをスタートさせた主催者たちがコンセプトを緩く守りながら、長く継続させてきた事、誰でも参加できる敷居の低さとバイクロアが持っているハレの場という特別感。色々な要素が奇跡に近いバランスで成立してバイクロアのカタチになっているのだと改めて思います。


冒頭に自転車イベントとは?と問いましたが、バイクロアは自転車イベントという括りでは語りつくす事は出来ず、参加者もイベントを作っている側という感覚が持てる稀有な「リアルな空間」なのかもしれません。主催者もレース参加者、来場者も自分達が思いっきり楽しむ事がバイクロアという「場」を作っている連帯感を生み出していて、僕ら出展者もどれだけ楽しむか?という部分を重視して参加しています。


ひょっとしたら大きな組織委員会や競技団体が主催して大きなスポンサーが参加するイベントではこの空気感は生まれないかも?やらされているお仕着せのイベントではなく参加する皆が自主性を持ってやってくるという理想的な状況がバイクロアの最大の魅力である「平和な空気感」を生み出しているんだなぁと改めて感じています。


来年も僕らは間違いなく参加する秋ヶ瀬バイクロア、この平和な空気をふくらませられるように今からネタを練っていきたいと思います。