RE Beijing

SAKURA TOUR Vol.1

2024.05.23

こちらの読み物でいくつかご紹介させて頂いた、中国国内で定期的に行っているライドイベント。

その企画/運営を行うRECC(RE Cycling Club)が初めて国外でのイベントを行いました。


勿論、その旅先は日本。

その名の通り3月下旬から桜の開花に合わせて、約1週間の日程で来日されました。

京都や大阪などの関西圏を巡り、淡路島をグルッと周って、岡山を通って、広島/尾道側から愛媛/今治側へとしまなみ海道のライドを楽しみ、ゴールは宮島。


その様子がRE BEIJINGでアップされましたので、今回は日本語訳をした程度に、初の海外イベントの様子を中国のレポートに近い形でお届けします。

是非、ご覧ください。



RECCの初の国外ライドが終了しました。今回の日本ライドは京都からスタートし、瀬戸内海エリアを縦断しました。

瀬戸内の点在する島々や海や山の美しい自然、天候、音、匂い、建築様式、郷土芸術など、変化に富んだユニークな自然とそこに暮らす人々の生活が生み出す芸術に触れました。


この1週間の旅の中で、その土地の生活や文化など様々な側面を体験し、理解することができました。

自転車での旅は訪れた土地のより親密な関係を築かせてくれてくれます。

この旅で体験した事を振り返り、日本の歴史や文化、そしてこの旅の背景にあるREの「自転車生活」について考えてみましょう。


DAY 1  京都到着(古都散策と夜桜を楽しむ)


京都に到着した頃にはすっかり日が暮れていました。

美味しい食事の後、京都の古い町並みを散策し、夜桜や京都タワーを眺め、一味違った夜の京都の美しさを楽しみました。



DAY 2  雨の京都(バイクショップの名店と郷土料理)


日本の古都、京都では、祇園の花見小路の桜に大きな期待を寄せていたのですが、期待とはほど遠い現実が待っていました。

前日に振った雨の影響で、気温は急降下し、20年前の最低気温の記録を更新するという、想定外の寒さでした。

それでも旅は驚きに満ち溢れていました。 

普段であれば賑やかなはずの鴨川沿いも雨のせいで、人通りも少なく、のんびりと走り、また違った京都を体験することができました。


そんな京都でのライドを楽しみながら向かったのは、2つの京都の名店です。

 一軒目のHumhumhug Cycle Center(ハムハムハグサイクルセンター)さんは、京都のサイクリストから愛される名店で、幅広い種類の自転車と関連アクセサリーを取り揃えています。


次に往訪させて頂いた、XIE BICYCLE(クシー・バイシクル)さんは、15歳から自転車店で働き、BMXとMTBを専門に扱う、ナガタニさんと台湾人の奥さんシキさんのご夫婦が開業されました。

都会の喧騒から離れた地区にあるお店は、『こうあるべき』という考えを捨て、『本当はこうしたい』という気持ちで仕事をし、

時間や人や自然との繋がりを大切にし、木々に囲まれた中で心の豊かさを求め、その生き方に共感した仲間たちとの繋がりを広げ、日々の生活を送られています。


日本を訪れたら、たこ焼きを食べないわけにはいきません。

 私たちは京都のたこ焼き屋「琥珀」に向かいました。

この日はオーガニックスーパーのhelpさんにPOP-UPで出店しており、店構えは小さいが、

モーリタニアの海で獲れた柔らかくて弾力のあるタコ、日本産の高品質な山口県産小麦粉、徳島産の卵、京都府産の柔らかくて甘いネギを使い、増量剤や香料を添加せず、ヘルシーな料理を提供することに重点を置かれています。

徳島県産の卵は甘い風味、京都府産のねぎは柔らかい食感と豊かな甘みが特徴で、増量剤や化学調味料を一切加えず、風味をそのままに仕上げており、絶品です。


DAY 3 淡路島を走る(淡路島をゆっくり走り、思いがけない驚きに出会う)


淡路島は、日本経済が成長していた1960年代から観光開発が始まり、昭和・平成の時代には関西のリゾート地として利用されていたが、

バブル経済が崩壊した1990年代後半には観光産業が衰退し、1995年の阪神大震災が島にとってはすごく大きな痛手となりました。

しかし現在、淡路島は活気を取り戻しています。

大規模なホステルではなく、一戸建てのホステルやキャンプ場が増え、廃校になった学校をリノベーションした施設など、面白い取り組みをされているところが多くなっています。


淡路島で私たちが深く印象に残ったのは、安藤忠雄の最大の作品の一つである「淡路夢舞台」です。

阪神淡路大震災をきっかけに環境への意識を見つめ直し、そのコンセプトこの計画に落とし込みました。


 淡路夢舞台のデザインは、安藤忠雄の人と自然・建築に対する世界観を感じる事でできる空間です。

 彼が求めているのは、建築という抽象的なものの中に、人と自然が共存し、交流する舞台をつくること。


 淡路夢舞台は、山が削られ破壊されてしまった自然を取り戻し、自然との共存を目指し、設計された複合施設です。

このような背景を持つ夢舞台は、人々の環境意識を高める象徴的な場であり、積極的に自然との共存共栄を図る舞台であり、震災後の淡路島の復興・再生のシンボルであることは間違いありません。


この日は天候に恵まれず、まだ小雨が降っていましたが、この雨だからこそ、雨の中を走った後の温泉は特に忘れられないものになりました。

温泉から出た後、思いがけないサプライズがありました。

数日間雨が続き、桜はまだほどんどがつぼみでしたが、思いがけず数本の早咲きの桜の木を見つけました。 

この思いがけない喜びは、どれほど風雨に見舞われても、春は必ず予定通りに訪れ、新たな希望と活力をもたらしてくれることを教えてくれているようでした。



今回は1週間の内の前半3日間をまとめました。

次回は旅の後半をまとめますので、楽しみにして頂ければと思います。